5月9日は、1年365日のうちの129日目。
新緑、緑、真緑、黄緑、とか緑系の色がよく似合う季節ですね。
こういう時期は、クラシック音楽がより気持ちよく鑑賞出来そうです。
今回は5月9日が何の日なのか、古い時代から新しい現代までクラシック音楽に関する出来事をご紹介していきます。
5月9日、今日は何の日?
では5月9日の出来事を見ていきましょう。
ジョバンニ・パイジエッロの誕生日
5月9日は、イタリアのオペラ作曲家であるジョバンニ・パイジエッロの誕生日。(1740年5月9日~1816年6月5日)
彼は、イタリアのオペラのジャンルの1つである、セミセリア様式オペラを代表する作曲家。
オペラ「美しい水車小屋の娘(La Molinara)」のアリア「わが心うつろになりけり Nel cor più non mi sento」が有名です。
オペラ「セヴィリアの理髪師」といえばロッシーニのオペラが有名ですが、実はそれよりも以前に同じタイトルのオペラをパイジエッロが作っていました。
現在ではロッシーニ作曲の方が圧倒的に有名ですが、パイジエッロの作品の方もたまに演奏されることがあります。
ナポレオン・ボナパルトに優遇されてフランスでも活動しましたが、ボナパルト家が衰退した後は恵まれず寂しい晩年を過ごしました。
こちらは、オペラ「美しい水車小屋の娘(La Molinara)」のアリア「わが心うつろになりけり Nel cor più non mi sento」です。
こちらの演奏は、パイジェッロの「水車小屋の娘『わが心うつろになりけり』」を元にベートーベン作曲した、「水車小屋の娘の『わが心うつろになりけり』による6つの変奏曲」です。
ベートーベンがこのアリアをテーマに変奏協を作ったのは、このアリアを気に入っていたからでしょうね。
トマソ・アントニオ・ヴィターリの命日
引用元:https://00m.in/KanMK
5月9日は、イタリアのバイオリニスト・作曲家であるトマソ・アントニオ・ヴィターリが亡くなった日です。(1663年3月7日~1745年5月9日)
ヴィターリは、バイオリニストとしての経験を生かした、華麗で技巧的な曲の作曲家として知られています。
特に、シャコンヌと呼ばれる形式の作品を得意とし、多くのシャコンヌ作品を残しました。
ヴィターリの作品は現代でも演奏される機会が多く、多くの音楽愛好家から親しまれています。
こちらの演奏は、ヴィターリ作曲の「シャコンヌ ト短調」です。
シャコンヌとは3拍子の舞曲の一種で、ゆったりと演奏されことが多いのが特徴。このヴィターリの「シャコンヌ ト短調」は、シャコンヌ形式の代表的な作品の1つです。
まとめ
今回は、5月9日の今日は何の日?をご紹介しました。
音楽以外の事柄としては、この日は「メイクの日」だそうです。
5月(英語でMay)と9日(日本語で「く」)の語呂合わせで作られた記念日らしいですが、普段のメイクやお肌のお手入れなどいつも以上に気を配ってみるとよさそう。
何かしらの出来事が起こっている1年365日。
明日はいったいどんな日なのでしょう。
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