7月8日は、1年365日のうちの189日目。
もう夏だなーという時期になってきましたね。
扇風機だけじゃなくて、クーラーが必要になってきました。
真夏はもうすぐそこまで来ています。
今回は7月8日が何の日なのか、古い時代から現代までクラシック音楽に関する出来事をご紹介していきます。
7月8日、今日は何の日?
では、7月8日の出来事を見ていきます。
7月8日の誕生花「カンパニュラ」
7月8日の誕生花の1である「カンパニュラ」。
この花の名前は、ラテン語由来で「鐘」を意味する「campana」に、小ささを表す「ula」が加わることで「カンパニュラ(Campanula⦅小さい鐘⦆)」となりました。
その名前が示す通り、まるで小さな鐘のような愛らしい花を咲かせます。
同じような言葉で、イタリア語由来の「カンパネラ」があります。
「カンパニュラ」と「カンパネラ」は、どちらも「小さな鐘」という意味の言葉で、元々のルーツは同じです。
という訳で、「カンパネラ」というタイトルが付いた曲を2曲ご紹介します。
まず、リスト作曲のピアノ曲「ラ・カンパネラ」を聴いてみましょう。↓
リストの「ラ・カンパネラ」は、パガニーニ作曲のバイオリン協奏曲第2番の「鐘のロンド」と言われている第3楽章で使われている旋律をもとに作られた曲。
なぜ「鐘のロンド」と言われるかと言うと、バイオリンソロで鐘の音を模倣したような奏法が使われているためです(ロンドとは音楽の形式の1つです)。
こちらは、「鐘のロンド」と言われるパガニーニのバイオリン協奏曲第2番第3楽章の演奏。↓

どちらもとても有名な曲です。
パーシー・グレインジャーの誕生日
パーシー・グレインジャー(Percy Grainger, 1882年7月8日~1961年2月20日)は、オーストラリア生まれでアメリカで活躍したピアニスト、作曲家、編曲家です。
彼は優秀なピアニストとして活躍し、民族音楽研究にも力を入れ、イギリスその他の伝統音楽を現代の音楽に取り入れることに貢献したことでも知られています。
また、演奏活動を活発に行うとともに、1200曲以上の作品と編曲を行うというとても多忙な生活を送った音楽家でした。
では、グレインジャーの曲を2曲ご紹介しますね。
こちらは代表作の1つである、吹奏楽曲「リンカンシャーの花束」です。↓
こちらはイギリスの民謡を、グレインジャーがピアノ用に編曲した「カントリーガーデンズ」です。↓

オーストラリアにある「グレインジャー博物館」は、グレインジャーの生涯と音楽の歩みをたどる、彼の遺品や記録、資料がなどが収められた博物館です。
まとめ
今回は、7月8日の今日は何の日?をご紹介しました。
音楽以外ですと、7月8日は「質屋の日」。
これは「しち(7)や(8)」の語呂合わせから、質屋を広く知ってもらい、その存在と利用について考えてもらうことを目的に作られた記念日です。
質屋は古代ギリシャからあり、11世紀ころには中世ヨーロッパのイギリスにも入ってきたようで、昔の作曲家たちが活躍していた生活の中に存在していました。
例えばプッチーニのオペラ「ラ・ボエーム」には、生活費のために持ち物を質屋に入れたりする場面が描かれるなど、音楽家たちにとっても質屋は身近な存在でした。
何かしらの出来事が起こっている1年365日。
明日はいったいどんな日なのでしょう。