8月18日は、1年365日のうちの230日目。
夏のピークからだんだん下り坂になってくる頃。
まだまだ暑いとはいえ、暦上ではそろそろ夏の終わりに向かっていく時期なんだそうです。
私としては、何となくディーリアス作曲の「夏の庭」を聴きたくなるような気分。
というわけで、今回は8月18日が何の日なのか、古い時代から現代までクラシック音楽に関する出来事をご紹介していきます。
8月18日、今日は何の日?
では、8月18日の出来事を見ていきます。
フリードリヒ・ヴィークの誕生日
8月18日は、ドイツの音楽家、音楽教育者であるフリードリヒ・ヴィークの誕生日(1785年8月18日~1873年10月6日)。
彼は19世紀初頭ドイツの最も重要な音楽教育者の1人で、作曲家ロベルト・シューマンの妻であるクララ・シューマンの父親です。
ヴィークは娘クララに厳しいピアノ教育を行い、彼女を幼い頃から活躍する名ピアニストに育て上げました。
その他、ロベルト・シューマンや指揮者ハンス・フォン・ビューローその他著名な音楽家のピアノ教師を務めたことでも知られています。
また、ピアノや楽譜の販売、音楽出版など、音楽関連の事業にも力を入れました。
彼は主に教育者として活動したため作曲はそれほど行っていませんが、ピアノ練習曲とその他残しています。
その中から2曲ご紹介します。
こちらは連弾ピアノ曲「ゲシュヴィント・ワルツ」です。↓
こちらは(おそらくピアノ連弾)舞曲集の第3巻Op.10「 ポロネーズ」です。↓
ヴィークはとても厳しいピアノ教師だったようですが、作られた曲はかわいらしくてギャップを感じます。
エルヴィン・シュルホフの命日
8月18日は、チェコの作曲家、ピアニスト、指揮者であるエルヴィン・シュルホフが亡くなった日です。
彼はドイツ系ユダヤ人として生まれました。
プラハ音楽院で学び、その後ウィーン、ドイツのライプツィヒ音楽院などで研鑽を積みます。
その後20世紀に誕生した芸術運動「ダダイスム」の音楽家となり、ジャズ、ブルース、フォークなど、様々な音楽要素を融合させた独創的な音楽作りを行います。
しかしホロコーストの犠牲者となり、強制収容所にて48歳で亡くなりました。
こちらの演奏は、シュルホフ作曲の弦楽六重奏曲です。↓
戦後シュルホフの音楽は忘れられていましたが、1992年頃からバイオリニストのギドン・クレーメルがシュルホフの曲を取り上げるようになり、これが再評価のきっかけとなったようです。
まとめ
今回は、8月18日の今日は何の日?をご紹介しました。
音楽以外ですと、8月18日は「米の日」。
「米」の字を分解すると八・十・八となることから、お米に感謝する日としてこの記念日が出来ました。
パン派・ごはん派とかありますが、私は完全にごはん派ですね。
パンももちろん好きですが、ごはんはもっと好きです。
クラシック音楽にはパンが合うかもしれませんが、和風のごはんを組み合わせるのも逆にオシャレな気がします。
何かしらの出来事が起こっている1年365日。
明日はいったいどんな日なのでしょう。
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