12月29日は、1年365日のうちの363日目。
年末の大掃除は終わりましたか?
私は何だかんだで後回しにしちゃって、最後の最後に申し訳程度の大掃除をするのが毎年の慣習?になっていますが、やっぱり1年の終わりにお掃除するのは気持ちがいいですよね。
新しい年が気持ちよく迎えられそうですし。
大掃除するのが面倒だなと思うようなら、活動的になれそうなクラシックを聴いてみるといいかもです。
今回は12月29日が何の日なのか、古い時代から現代までクラシック音楽に関する出来事をご紹介していきます。
12月29日、今日は何の日?
では12月29日が何の日なのか見ていきましょう。
ブラームス:ピアノ三重奏曲第2番の初演日
1882年の12月29日、ブラームス作曲の「ピアノ三重奏曲第2番ハ長調 作品87」がドイツのフランクフルトで初演されました。
演奏は、フーゴー・ヘールマンのバイオリン、ミュラーのチェロ、そしてブラームス自身のピアノによって行われました。
この曲はブラームスの円熟期に作曲された作品で、構成の完成度が高く美しい旋律と豊かな音楽性が特徴。
全4楽章構成で演奏時間は30分程です。
こちらが、ピアノ三重奏曲第2番ハ長調作品87です。↓
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ブラームス自身もこの曲を「10年以来の美しいトリオだ」と気に入っていたそうです。
パブロ・カザルスの初演日
パブロ・カザルス(Pablo Casals,1876年12月29日~1973年10月22日)は、スペイン生まれのチェロ奏者、指揮者、作曲家です。
カザルスは20世紀を代表する音楽家の1人。
チェロの演奏技術を飛躍的に向上させ、バッハの無伴奏チェロ組曲を再評価して世に広めたことでも知られています。
彼はバルセロナ音楽院で学んでいた頃、ひじや手首・指の使い方など従来ものとは異なる独自の演奏法を考え出し、これにより20世紀以降のチェロ演奏が大きく発展しました。
また、カザルスはチェロの演奏だけなく、オーケストラの指揮者としての活動も行い、チェロのソリストを務めつつ指揮を行う弾き振りも行っています。
こちらは、カザルスによって世に広まったバッハ作曲の「無伴奏チェロ組曲」の第1番~第6番までの全曲です。最初の第1番が最も有名ですね。↓
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バッハの「無伴奏チェロ組曲は」カザルスによって演奏されるまで、長い間忘れられていましたが、彼の演奏によってその美しさが再発見され、チェロ音楽の重要なレパートリーとなりました。
まとめ
今回は12月29日の今日は何の日?をご紹介しました。
音楽以外ですと、12月29日は「福の日」。
これは、正月前の12月であり29日が「ふ・く」と読む語呂合わせから、正月行事の意味や由来を知ることで、福を招くことを目的として制定されました。
年末・年始に聴きたいクラシックってなんでしょう。
日本だったら、年末は「第九」、お正月は「春の海」や「ラデツキー行進曲」などが定番でしょうか。
でも別に定番の曲じゃなくても、あなたが年の終わりや年始に聴きたいなーと感じるものを聴くのが1番ですよね。
今日は、あなたの心に福をもたらしてくれそうなクラシックを聴いてみましょう。
何かしらの出来事が起こっている1年365日。
明日はいったいどんな日なのでしょう。
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