5月29日は、1年365日のうちの149日目。
この時期のあいさつとして使われる言葉に「万緑の候(ばんりょくのこう)」というものがあります。
これは見渡す限り緑が広がっているという意味を表すもので、すがすがしくてこの時期にぴったりな言葉ですね。
今回は5月29日が何の日なのか、古い時代から新しい現代までクラシック音楽に関する出来事をご紹介していきます。
5月29日、今日は何の日?
では5月29日の出来事を見ていきましょう。
バレエ「春の祭典」の初演日
引用元:https://00m.in/AnsXq
1913年5月29日、ストラヴィンスキー作曲のバレエ「春の祭典」の初演が、パリのシャンゼリゼ劇場にてピエール・モントゥーの指揮により行われました。
このバレエのストーリーは、2つの部族間の争いが太陽神の怒りを招き、いけにえを神に捧げる「祭典」が行われるという内容です。
初演時は騒ぎが起きるほど不評でしたが、現在では20世紀の近代音楽の傑作の1つに挙げられる作品です。
上の画像は「春の祭典」初演時のバレエダンサー達の写真で、衣装も舞台も初演時のものです。
こちらの動画はバレエ「春の祭典」。
有名な「白鳥の湖」のようなロマンティックな雰囲気とは違い、全体的に少し不気味で宗教感があります。こういうバレエ・音楽もおもしろいですね。
イサーク・アルベニスの誕生日
引用元:https://00m.in/DoYck
5月29日は、スペインの作曲家・ピアニストであるイサーク・アルベニスの誕生日です。(1860年5月29日~1909年5月18日)。
彼はスペイン北東部カタルーニャ地方に生まれ、幼少期からピアノの才能を発揮し神童として注目を集めました。
その後各地を転々とし音楽の研鑽に励みます。
スペインの民族音楽への深い愛情を注ぎ込んだ彼の作品は、情熱的で色彩豊かな旋律と高度な技巧が特徴です。
代表曲として、ピアノ組曲「イベリア」などがあります。
こちらの演奏は、ピアノ曲「イベリア」より抜粋したもの。
「イベリア」は第1巻~第4巻まであり、全部で12曲あります。
エベレスト登頂記念日
1953年5月29日、ニュージーランド人のエドモンド・ヒラリーとチベット人のテンジン・ノルゲイが、世界で初めて世界最高峰のエベレストの登頂に成功しました。
それにちなんでこの記念日が出来ました。
ということで、ロッサーノ・ガランテ作曲の吹奏楽曲「エベレスト山」をどうぞ。
ガランテはアメリカの作曲家で、吹奏楽や映画、テレビなどの曲を多く書いています。
まとめ
今回は、5月29日の今日は何の日?をご紹介しました。
音楽以外ですと、5月29日は「幸福の日」。
世界の人々が幸せになり平穏に暮らせることを祈って制定された記念日で、数字の「5=こう、2=ふ、9=く」を組み合わせて「幸福(こうふく)の日」と決められたそうです。
忙しい中でも、クラシック音楽を聴いて幸せを感じられるゆったりした時間を持ちたいものですね。
何かしらの出来事が起こっている1年365日。
明日はいったいどんな日なのでしょう。
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