6月24日は、1年365日のうちの175日目。
クリスマス・イヴのちょうど半年前ですね。
半年後のクリスマス・イヴのことを考えている人はまだいないかもしれませんが、今から計画しておけば心残りのないクリスマスの過ごし方が出来るかもしれません。
今回は6月24日が何の日なのか、古い時代から新しい現代までクラシック音楽に関する出来事をご紹介していきます。
6月24日、今日は何の日?
では6月24日の出来事を見ていきましょう。
ドレミの日
6月24日は「ドレミの日」です。
1024年の6月24日、中世イタリアの音楽教師グイード・ダレッツォ(991年頃~1050年)が、現在の楽譜記譜法の原型を考案したことに由来しています。
当時は聖歌隊がグレゴリオ聖歌を歌う際、現在のような楽譜はなく、耳で聴いた歌の歌詞・メロディーを丸暗記していたそうです。
それがかなり大変だったそうで、聖歌を目で見て理解出来るように考えられたのが「楽譜記譜法」の始まりです。
ダレッツォは、「アンティフォナリウム序説」という記譜法を解説した音楽理論書を残しました。
こちらはダレンツォが考案した四線譜の楽譜と「ヨハネ賛歌」を歌っている動画です。
この四線譜の楽譜は現在の楽譜の原型となりました。↓
ダレンツォは、音部記号であるト音記号とヘ音記号も考案しました。
ルイ・ブラッサンの誕生日
引用元:https://00m.in/ATPUq
6月24日は、ドイツ生まれのベルギー人ピアニスト、作曲家、音楽教師であるルイ・ブラッサンの誕生日(1840年6月24日~1884年5月17日)。
ベルギーやベルリンの音楽院で学んでヨーロッパ各地で演奏活動を行い、作曲家としてもピアノ曲を中心に多くの作品を残しました。
また、リヒャルト・ワーグナーの数多くの作品をピアノ用に編曲していることでも知られています。
こちらの演奏は、ワーグナーの「ワルキューレの騎行」をブラッサンがピアノ用に編曲したものです。↓
この他にブラッサンは、ワーグナーの「タンホイザーの序曲」や「ローエングリンの前奏曲」 もピアノ用に編曲しています。
まとめ
今回は、6月24日の今日は何の日?をご紹介しました。
音楽以外ですと、6月24日は「聖ヨハネ祭」の日。
これはキリスト教の祝日の1つで、毎年6月24日に洗礼者聖ヨハネの誕生日を祝う行事で、ヨーロッパ各地で盛大に祝われます。
聖ヨハネは、イエス・キリストに洗礼を授けた人物として知られており、聖ヨハネ祭はイエスの誕生を祝うクリスマスと対をなす重要な祭日となりました。
クラシック音楽と深いつながりがあるキリストに洗礼を行った聖人ヨハネへ思いを寄せてみる、というのも意義のある過ごし方になりそうです。
何かしらの出来事が起こっている1年365日。
明日はいったいどんな日なのでしょう。
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