12月16日は、1年365日のうちの350日目。
12月16日頃は、七十二候でいうと「鱖魚群(さけのうおむらがる)」にあたります。(※七十二候(しちじゅうにこう)とは、中国古代の季節の区分のことです)
この言葉の意味は、「鮭が産卵のために川をさか上る」ということなんだそう。
鮭といえば、焼き鮭とか西京焼きとかお刺身、お鮨などがおいしいですね。
「鮭の産卵」という生命の誕生とかそういう尊そうな言葉を、食べ物の話題にしてしまうのは私のいやしさでしょうか、やっぱり。
ちなみに、銀鮭は12月くらいが旬のようです。
音楽とはない話でしたが、とりあえず、今回は12月16日が何の日なのか、古い時代から現代までクラシック音楽に関する出来事をご紹介していきます。
12月16日、今日は何の日?
では12月16日が何の日なのか見ていきましょう。
ベートーベンの誕生日(と思われる日)
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン( Ludwig van Beethoven,1770年12月16日頃~1827年3月26日)は、ドイツの作曲家、ピアニストです。
ベートーベン先生の登場ですね。
実はベートーベンの誕生日ははっきりと分かっておらず、誕生後の洗礼を受けた日が12月17日ということは判明してるので、それからするとその前日が誕生日だろう、とされているんだそうです。
ベートーベンは、ハイドンやモーツァルトと並んで「ウィーン古典派」を代表する作曲家で、クラシック音楽史上最も重要な音楽家の1人といえます。
日本では「楽聖」 と言われますね。
彼は幼い頃から音楽の才能を発揮し、11歳で初めて作曲をしました。
その後ウィーンに移り住み、作曲家、ピアニストとして活躍しましたが、徐々に聴力を失い、晩年は完全に耳が聞こえなくなりました。
しかし、耳が聞こえないというハンディキャップを背負いながらも、数々の傑作を生み出したベートーベンはやっぱりスゴイ人ですね。
こちらはベートーベンの代表曲の1つ、交響曲第5番ハ短調 作品67「運命」です。↓
ベートーベンのバイオリン協奏曲ニ長調 作品61。↓
このバイオリンコンチェルト、大好きです。
もう1曲ベートーベンの曲を。
やっぱり大先生ですからね。
ピアノソナタ第14番嬰ハ短調 作品27-2「月光」。↓
ベートーベンの名曲はまだまだありますが、とりあえずこのへんで。
コダーイの誕生日
コダーイ・ゾルターン(Kodály Zoltán, 1882年12月16日~1967年3月6日)は、ハンガリーの作曲家、民俗音楽学者、音楽教育者です。
また、ブダペスト大学等で言語学と哲学を学んだため、言語学者、哲学者でもあります。
彼は、ハンガリー王立音楽院(現在のリスト・フェレンツ音楽大学)で作曲等を学び、オペラ、管弦楽曲、合唱曲、室内楽曲など数多くの作品を残しました。
また、民俗音楽学者として、作曲家のバルトーク・ベーラとともに、ハンガリー民謡の採集・研究を行いました。
こちらは、コダーイの代表曲の1つ、管弦楽曲「ガランタ舞曲」です。↓
こちらはコダーイの合唱曲「ハンガリー詩篇」です。↓
コダーイは独自の音楽教育法「コダーイ・メソッド」を確立し、世界中で採用されるようになりました。
まとめ
今回は12月16日の今日は何の日?をご紹介しました。
音楽以外ですと、12月16日は「紙の記念日」。
これは、1875年の12月16日に、抄紙会社(現在の王子製紙)が営業を開始したことを記念する日です。
現在では様々な電子化が進んで紙の需要が減っている部分もありますが、それでもまだまだ「紙」は私たちの生活に欠かせないもの。
楽譜もタブレットなどで電子化が進んできてはいますが、それでもまだしばらくは紙の楽譜も必要です。
紙の記念日である今日、あなたの楽譜をいつも以上に丁寧に扱ってみましょう。
何かしらの出来事が起こっている1年365日。
明日はいったいどんな日なのでしょう。
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