8月20日は、1年365日のうちの232日目。
8月も残すところあと3分の1になりました。
残り少なくなった夏を思い残すことなく過ごしたいものですね。
というわけで、今回は8月20日が何の日なのか、古い時代から現代までクラシック音楽に関する出来事をご紹介していきます。
8月20日、今日は何の日?
では、8月20日の出来事を見ていきます。
ヤコポ・ペーリの誕生日
引用元:Wikipedia
8月20日は、イタリア・ルネサンス末期からバロック初期にかけて活躍した音楽家ヤコポ・ペーリの誕生日です(1561年8月20日~1633年8月12日)。
彼が作曲した、ギリシャ神話題材の「ダフネ」という曲はオペラとみなされる最古の作品で、ペーリは初めてオペラを作曲した人物と言われています。
※「ダフネ」は台本は現存していますが、音楽は断片的にしか残っていないようです。
その後彼は「エウリディーチェ」を作曲しますが、これは現存する世界最古のオペラです。
こちらは「エウリディーチェ」の一部です。↓
ペーリは、私たちが現在楽しんでいるオペラという音楽形式の基礎を作り上げた、非常に重要な人物と言えます。
チャイコフスキー作曲:序曲「1812年」初演日
1882年の8月20日、チャイコフスキー作曲の序曲「1812年」が初演されました。
この曲は、楽譜出版社ユルゲンソーンよりチャイコフスキーへ産業博覧会の序曲を書いてほしい、という依頼により作曲されたものです。
曲のタイトルである「1812年」は、ナポレオンのロシア遠征が行われた年で、ロシアから退却するフランス軍の様子がこの曲の題材になっていると言われています。
この曲の楽器編成には「大砲」があるのですが、コンサートホールではバスドラムで代用する事が多く、最近ではシンセサイザーを使う場合もあります。
こちらは序曲「1812年」の演奏です。↓
イベント的に、この曲の「大砲」の編成部分を、本物の大砲を使って演奏する事もあります。(大砲が出てくる少し前から抜粋した演奏)↓
前半部分は静かですが、後半からラストまでの盛り上がりが興奮する曲です。
まとめ
今回は、8月20日の今日は何の日?をご紹介しました。
音楽以外ですと、8月20日は「交通信号設置記念日」。
1931年のこの日、東京・銀座の交差点などに日本で初めて3色の信号機が設置されたことから、この記念日が出来ました。
信号機って今では当たり前のものですが、なかった時代は交通事情とかかなり大変だったでしょうね。
便利な世の中になったものですが、信号機も自動車もない時代に生きている人間だからこその思考や情緒があって、当時の音楽家の曲作りにも影響がありそうな気がします。
何かしらの出来事が起こっている1年365日。
明日はいったいどんな日なのでしょう。
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